鎌倉小町の家 9

今回の「鎌倉小町の家」の現場監理は

8月下旬から9月頭までに確認した箇所を

UPしています。

 

今回確認しているのは、

スジカイ耐力壁の材料と向き、補強金物や

一部外周部の面材耐力壁の釘打ち、1階床下配管の状況、

横架材の金物の確認、2,3階の合板の釘打ち状況、

一部1階床断熱材の施工状況などです。

 

 

一階の床下配管の確認。
写真は給水と温水のヘッダー部分。

 

 

1階の床とUBの基礎部分、玄関の土間床と基礎立ち上がり
に使用する断熱材の確認。

 

 

1階の床下配管がないところは

床の断熱材が施工されています。

 

 

1階の柱下のホールダウンアンカーボルトと

土台プレート、耐震Jケーブルの施工状況。

 

 

各階の柱上のホールダウン金物の施工状況。

 

 

スジカイの施工状況の確認。

写真のスジカイは両スジカイなので方向はありませんが、

片スジカイの場合は左右の方向により

柱の補強金物が変わってきますので、

必ず確認します。

それと、図面で使用するスジカイについて、

スジカイの材料と節穴がないことを条件にしていますので

そのことも確認します。

 

なにしろ、スジカイと面材耐力壁は台風や地震力を受け止める

大事な部材ですので。

 

 

スジカイと同様に台風や地震を受け止める面材耐力壁、

この段階ではバルコニーの床に係わる部分のみ

釘打ちが完了しています。

 

バルコニーの床は、屋根と同様に早めに防水の工事を終わらせます。

工事中雨漏りの原因となる箇所は早めに施工するのが基本だからです。

 

写真は、外周部の面材耐力壁のバルコニー床部分の

釘打ちの確認。

 

 

床合板の釘打ちの確認。

いわゆる剛床といわれている箇所、

特に3階建ての場合、2階と3階の床合板は

構造体としても重要ですので、

必ず釘の種類と釘打ちの間隔、

それと釘のめり込みの有無(めり込みがあると

耐力の低下が発生します)を確認。

 

 

横架材の仕口の金物主に

「羽子板金物」と呼ばれている金物。

設計で使用箇所によって引抜耐力の指定がしてありますので

指定のものが間違いなくその場所に使われているのかを

確認します。

 

写真に金物に「へ」という刻印がされています。

木造の金物はほとんどが、い・ろ・は・に・ほ・・・・

のように、いろはで表記されています。