住宅の相見積もりを取るのは一つの設計図が条件

家づくりのハウツー本などでは

相見積もりを勧めるものが多いが、

そういうハウツー本をみると、

設計が完了したら複数の会社から

相見積もり(あいみつもり)を取ろう。

と書いてある。

同じ間取りや仕様でないと見積もりの比較ができない。

しかし、多くのハウツー本では

肝心なことが抜けている。

相見積もりは同じ間取りや仕様(同じ設計内容)で

取るという説明がないのだ

相見積もりを取るのは同じ間取りや同じ仕様で

相見積もりを取ることにより

建物全体の適正価格の見極めであったり、

業者により工事項目別の金額が違う場合でも

同一設計図で比較すればどの位の工事金額が妥当な金額なのか

判断しやすい。

見積もりの表示の仕方によってもその施工会社の

個性みたいなものも見えてくる。

しかし、相見積もりとは同一の間取りや仕様で

取らないと比較ができないという説明が

多くのハウツー本に書いていない

それでは、

違うハウスメーカーどうしの比較はできないではないか?

と思われることと思いますが、

実際に間取りも違うし仕様も違うものどうしの合理的な比較はできません。

でも、それでは業者を選ぶときに合理的な判断材料がないまま

選んでいるなんて、自分はそんなことはできないと思う方も

いらっしゃるのではないでしょうか。

合理的な判断をするには!

心理学の本、『思考のトラップ』ディヴィッド・マクレイニー=著
安原和見=訳、という本の中で、

「感情ヒューリスティック」というものが

紹介されている。

人が何かを選択する場合でも実際の確率を無視して、

カンを信じて誤った選択をしてしまう傾向のことが書いてある。

ウソ :どんな危険があり、どんな得があるのか人は計算し、
常に利益が最大になり
損失が最小になるよに選択する。

ホント:人は良し悪しを感情に頼って決め、
得になることは過大に評価するし、
第一印象に固執しやすい。

実際は多くの人が感情でものを決めている。

住宅は人生最大の買い物といってもいいと思います。

合理的な判断のためには、設計で自分のイメージを

固めてから相見積もりを取り、

比較することをお勧めいたします