長く住む家を造る

日本の家づくりは何十年もの間

工業製品を多用する

家づくりを繰り返してきました。

工業製品の進化はやむことがありません。

次々と新たな製品が生み出されています。

そして、工業製品は作り出すまでに

たくさんのエネルギーを消費しています。

工業製品は環境負荷を犠牲にしている

部分は否めません。

今までは、

新築した家も20年、30年と住み続けるうちに

他でもまた新たな製品を使った家が

どんどん生み出されていきます。

そして、

古くなった工業製品の家は陳腐化して

いきます。

そして、20年、30年たった家は

どんどん更新されていきます。

新築だけでなくリノベーションにしても

スケルトン状態で表層を

更新する方法では同じことの

繰り返しです。

長く住む家を造る

現在は更新する家づくりから

環境や地域性を考慮した家づくりへの

過渡期ではないでしょうか。

現代社会で工業製品を全否定することは

出来ません。

工業製品を極力使わない家を造ることは、

環境にも優しい、

長く住みたくなる家にもなると思います。