敷地内に
・駐車スペース
・駐輪スペース
・物置
・植栽や菜園
などの外部スペースと
家の位置の
おおよその配置が
出来たら次は建物内部の間取りの準備に
取りかかります。
間取り作り、成功への手順
建物内を各ゾーニングに
分けました。
・パブリック
(家族空間:ポーチ、玄関、廊下、階段、バルコニー
居間、ダイニング、学習スペースなど)
・プライベート
(個人空間:寝室、子供部屋、書斎、趣味の部屋など)
・作業空間
(台所、ユーティリティ、パントリーなど)
・衛生空間
(風呂、洗面所、便所など)
計画する家が平屋の場合は
階を分ける作業は必要ありませんが
2階建て、3階建ての場合は
必要となります。
使うのは、
1,ゾーニングどうしの関係を
考慮しながらをつなげた図。
2,建ぺい率や容積率を考慮して
ほしい部屋の
おおよその面積の割り振りを
行ってそれを記録した表。
3,敷地内におおよその
外部空間と家の位置を配置した図
以上の3種類を使って
それぞれの部屋を
階別に割り振ります。
まずは
1のゾーニングどうしの関係を
考慮しながらをつなげた図を
参考にパブリック空間、作業空間、
衛生空間とプライベート空間を
どこに配置するか考えてみます。
たとえば2階建てを想定した場合。
パブリックスペース(パ)の居間やダイニングと
作業スペース(さ)の台所とは関係性があります。
また、居間、ダイニング、台所から近くに
衛生空間(え)のトイレもあった方がよいかもしれません。
(パ):居間、ダイニング+(さ):台所+(え):トイレ
に必要に応じてユーティリティやパントリーもプラスし、
廊下や階段をプラスした面積を求めてみます。
この一団を、「かたまり(1)」とします。
プライベート空間(プ)の寝室、子供部屋
とその近くにも
衛生空間(え)のトイレもあった方がよいかもしれません。
寝室や子供部屋にはそれぞれ収納クローゼットや
押し入れなどの大きさを考慮しておきます。
収納を加味した個室の面積に、
便所や廊下や階段をプラスした面積を求めてみます。
の一団を「かたまり(2)」とします。
「かたまり(1)」と「かたまり(2)」
を1階と2階に割り振ります。
仮にプライベート空間が中心の
「かたまり(2)」を1階に
「かたまり(1)」を2階に
配置すると考えたとします。
その場合、
「かたまり(2)」には玄関の必要面積をプラスします。
書斎、趣味の部屋、納戸、スタディールーム、
をどの「かたまり」に加えるのか考えます。
書斎は誰のための空間か、主婦のための
空間の場合、台所の近傍にスペースを設ける方が
よい場合もありますし、寝室に隣接させた方がよい
場合もあると思います。
それとこの段階で家にプラスアルファーの
空間たとえば吹き抜けなどの面積も
考慮しておきましよう。
納戸はどのように使うのか、考えてみましょう。
その上でプライベート空間の近くがいいのか
それともパブリックスペースの近くがいいのか
それとも両方に必要かなども考えます。
風呂場+洗面所をプライベート空間の近くにするか
主婦動線も考慮してパブリックスペースの近くとするか
考えて、1階または2階に必要面積をプラスします。
2階にはバルコニーを設置したい場合は
その位置をイメージしておきます。
ここまでが内部の間取りを作成する準備です。
この段階で極端に2階が多くなりそうな場合は
前に戻って、ほしい面積の見直しや
ゾーニングの見直しを行いまた
かたまり分けを行います。
以上のような工程を繰り返し
行い間取りを作成していきます。