つくりたい家をつくるには-4

最近は、新築の建て売り住宅を購入するよりも
中古の住宅を購入して思い通りのリノベーションを行う事を検討していらっしゃる方も増えていますね。
国もストック住宅の活用を推進させる施策もいろいろ出ています。

そこで中古住宅の購入をお考えの方に一言アドバイス。
中古の住宅は建てた年度により耐震性が異なります。

新耐震という言葉を聞いたことありませんか、
昭和56年6月以降に確認申請(建物建てる場合に必要な申請)
を受けた住宅を指します。
その後は平成12年6月以降から現在に至るまでに確認申請を受けた建物。

通り一遍な言い方をすれば、耐震性がよいのは
旧耐震 < 新耐震 < H12以降の3段階となりますが、
耐震性だけで建物の価値を計れるものではないでしょう。

築年度が上がるほどいわゆる新建材が多用されたりして、
家を造った時の職人の手作業の跡が伝わる
趣のようなものが薄れていくように感じませんか。

中古住宅を購入する場合は、年度が下がるほど耐震性や建物の傷み具合が気になるところです。
国の制度として中古住宅を検査する「既存住宅検査技術者」が購入前に検査をする制度が始まります。
私も「既存住宅検査技術者」として登録されていますが、購入を決める前にできる限り
中古住宅の見るべきポイントをつかんでいる方に検査を依頼することをお勧めいたします。

Studo Picoの「家づくり教室」は
新築、リノベーションどちらの場合でも、自分の理想の家づくりを発見していただくための教室です。