住宅を購入された方、新築やリフォーム工事をされた方で
一番多いトラブルは雨漏りです。
ネットで「住宅 雨漏り」や「住宅 雨漏り 保証」と検索すると
たくさんの事例が出てきます。
住宅を建てる際に加入する瑕疵担保責任保険というものが有りますが、
ご存知でしょうか。
瑕疵担保責任保険は品確法でいう10年間の瑕疵担保期間内に
雨が漏った場合は建物を建てたハウスメーカーが直してくれますが、
その際そのハウスメーカーが加入している保険会社に
ハウスメーカーが保険金の支払いを要求した場合、
調査の上、保険金を支払うというものです。
また雨漏りが発生した時点ですでにハウスメーカーが倒産している場合でも
建て主に保険金が下ります。
起きたしまった雨漏りは原因箇所の特定は難しい。
しかしいくら直してもらえるから、保険金が下りるからといっても、雨漏りは原因を特定するのが難しいのです。
原因追及や改修工事の完了までに
早くて数か月、1年を超す場合が多くあります。
その間の心労も大変なものです。
また雨漏りの原因カ所の補修が終われば安心できるかと言えば
そうでもない場合もあります。
雨漏りカ所と同じディテールでほかのカ所も出来ている場合は
原因か所以外は雨漏りを起こしていない場合は、
雨漏りという現象が起きていないので補修をしてもらえないという事もあり得ます。
瑕疵担保責任保険では雨漏りを
部屋の内側に雨水が侵入してきた場合としています。
雨が浸みてきても雨が部屋内に漏っている状況でない場合は、
雨漏りとは認定していないのです。
室内側ではっきりと雨漏りとわかる現象がない場合、
雨漏りを発見することも困難です。
雨水が侵入して建物の一部にとどまり
徐々に建物の構造体を蝕むこともあるでしょう、
カビが発生して健康被害が出るかもしれません。
新築工事やリフォーム工事において、
建物を建築する場合においても非常に重要な
雨漏り防止工事の仕様は
瑕疵担保責任保険の設計施工基準というものが有りますが、
その設計施工基準だけでは雨水の侵入を防ぐのに万全とはいえず、
なお瑕疵担保責任保険の現場検査、確認申請の検査、性能表示の建設評価(現場検査)すべてで
通常の検査として(瑕疵担保責任保険の現場検査のオプションではあるようですが)
雨漏り防止の工事箇所の検査を行っていません。
また雨漏り防止の仕様はハウスメーカーによって、もまちまちです。
業者選びの時、雨漏り防止をあらかじめ確認しておきたい。
業者選びの時、
デザインや価格、耐震性、耐久性などを業者選定の基準にするでしょうが、
その業者が雨漏り防止をどのように行っているか確認することをお勧めいたします。
内容が専門的なためわかりずらいと思いますが、不安な場合は専門家のアドバイスを
受けることも必要だと思います。