自分の思い通りの住宅を建てたいと思えば住宅展示場巡りを行う前にこれだけは考えておいた方が良いでしょう。
それは、家づくりの手順を知る事です。
家を建てようと思えば、最初に住宅展示場に行き、そこで各ハウスメーカーの家を見て回り、気に入ったデザインや仕様それと見積もりを出してもらい比較します。 また営業の方の説明を聞いた上でどこのメーカーが良いか比較検討を行うという人が多いと思います。 家づくりの手順なんかメーカーに任せていればいいんじゃないの、という事で住宅商品を選ぶように各メーカーのデザインや構法や仕様と見積もり金額を比較してメーカーを選び、そのメーカーで家づくりを行うのも間違いでは無いと思います。 また家づくりの手順などと言われても難しいことはわからないし、有名なメーカーなので間違ったことはしないからどこに頼むかは相性の問題が大きいと思われるかもしれません。皆さんがメーカを決めるのはいろいろな事情や決め手があってのことだと思いますが。
私もハウスメーカーでの家づくりの相談を受けることがあります。 ・土地を買ったがどのメーカーに頼むのが良いか。 ・工事が始まったが契約前に営業と打ち合わせした内容通りに出来ないと言われた。 ・建築コストの安さからそのメーカーにしたがネットで見た不具合と同じような施工 がされていて不安だ。 ・他のメーカーよりも工事費が高いけれどその分質の良い物を造ってくれると信じてそのメーカーに頼んだ、自分は自動車でいえばスーパーカーを購入したつもりでそのメーカーに家づくりを依頼したのになんでこのような不具合が発生するのか。
相談に来る方は大概、すでに行動を起こした後から相談に来ることが多いんです。
・家を買う人がメーカーの提案を受け入れるか受け入れないかは、合理的な判断材料理を示してもらい合理的に考えて判断しているのでしょうか。・・・・・・・・・ 答えはノーです。 心理学の知見では、人は理屈で判断するよりも無意識の感情により判断するのです。
自分は大多数の人と違うと、大多数の人がおもっている。
私もあなたもです。
自分が「だって、しょうがないじゃないか。これしか選択肢がないのだから」と思ったら一端冷静になって、自分が下した結論は大多数の人の結論と同じなのか、また、ほかの選択肢が本当にないかどうか考えてみるのもいいかもしれません。
話が横道にそれましたが、次回は家づくりの手順のことを書きたいと思います。