ハウスメーカーの住宅の見積書のチェックを頼まれることが有ります。
先日メールで送っていただいた見積書は、
都内に狭小3階建で枠組壁工法で建てる住宅のものですが、
事前に図面と仕様書と見積書を送っていただくようにお願いしていましたが、
送られてきたのは見積書のみでした。
図面・仕様書・見積書は必ずセットもらう!
仕方がない、それでも見積書を少し確認しようと思い中身を見ると、
例えば、
工事明細:給排水工事一式 電気工事一式
窓につては、メーカーの防火戸のシリーズ名と窓の種類と大きさはわかりますが、
同じ防火戸のシリーズでもアルミ製、アルミ+樹脂製、ガラスの性能によっても金額が違います。
内部のドアや床材、階段材、その他の建材はメーカー名やグレードも書かれていません。
他の項目も同じようにわからないことが多くてチェックになりません。
業者から見積もりをもらう場合は必ず・図面・仕様書・見積書はセットでもらうようにしましょう。
そして、見積内に工事仕様や箇所数や個数が記載されていないで○○工事一式として書かれている場合は、その工事につての仕様、箇所数個数や㎡や坪などで表す範囲を説明したもらいましよう。
図面や仕様書について見積もり提示をされた段階ではお客様には具体的な仕様や数量を提示しない場合もあります。
メーカー側は早めに契約に持ち込みたい気持ちもあります、特に決算時期など大幅な値引きを持ち出し早めに契約することを迫ったりします。
営業との良好な間柄を壊してしまうのではないかなどと気にすることはありません。その場の雰囲気に流されず、きっちり確認することが重要です。
そのためには計画案の提示、見積もり検討期間は十分に確保しておくようにしましょう。