環境に配慮した地域や住宅は災害にも強い

最近は災害が発生した場合でも、
地域の避難所に行かずに
ライフラインが回復するまで
自宅で避難生活を送る、
自宅待機の避難生活が提唱されています。

マイクログリッドで災害に強い地域!

最近は地域全体のオフグリッド化
に一歩近づくような試み(現状の試みでは
地域全体の30%程度を太陽光発電で
まかなっているようですが)
*「マイクログリッド」という方法で、
グリッド内の地域で災害時は最低でも3日間
、普段通りの生活が行われる電力の供給の
仕組みを整える取り組みが始まっているようです。

普段はマイクログリッド内で需要の30%を
太陽光でまかない、残りは既存の電力網から
調達することになっているようですが、
災害時に既存電力網が停電した場合、
すぐに非常用の発電機が自動で動き始め、
電力の不足分を補い、
非常用発電がフル稼働で3日、
病院や防災拠点に供給をしぼり
大型蓄電池の利用により、
概ね1週間程度は電力がまかなえると
想定しているようです。

*マイクログリッド:需要地において、複数の分散型電源と
電力貯蔵装置などを総合的に運用・制御する
ネットワークを構築し、自立的に電力を供給するシステム。
既存の電力系統との連携に適した分散型電源の
運用形態とされる。(スーパー大辞林3.0より)

環境に配慮した地域や住宅は災害にも強い!

マイクログリッド内の地域と再開可能な
小水力発電、風力発電、バイオマス発電、
太陽光発電などの発電所とを組み合わせれば、
環境に配慮した電力にもなる。

マイクログリッド内の個々の施設の電力供給を
グリッド内の管理にゆだねている。
個々の施設と言っても用途は様々、
病院、集会所(防災拠点)、住宅。
個々の施設が共通の目的に協力的でなければ
成立しない仕組みでもある。

環境に配慮した電力供給、
災害時の電力配分の優先先、
システムの管理費への理解。
それと
個々の建物の断熱性の
性能をあげることによって、
災害時のグリッド内の効率も良くなると思う。

これから注目したい技術の一つだ。

ただ、災害に強いと謳うからには、

建物の耐震性と防火性能もあげることを
考えなければならないとも思う。