災害イツモフォーラム参加(災害時の家避難)

9月1日18:30から有楽町マリオンで行われた災害イツモフォーラムに参加しました。

フォーラムの中でもアルピニストの野口健さんが仰っていた(日本の避難所のプライバシーの確保の配慮に欠けている、海外の難民キャンプの居住性を規定している国際的な基準と照らし合わせても遅れいている)との話と、防災プロデューサーの永田宏和さんが(被災された方が避難所に暮らし始めた当初の物資がないときは共助の気持ちが働いてお互いに協力し合い生活し始めるのですが、1週間ほどするとだんだん物資がそろい始めると配給される物資配給の多寡で喧嘩が始まってしまう)との話が聞けました。

永田さんは(災害が起きたら避難用リュックを背負って避難所へ--が一般な避難の心得として知られるが、いまは「危険性がないなら自宅で避難してライフラインの回復を待つ」という考え方に変わってきたという)という最新の「常識」の話がありました。
お話の中では「危険性がないなら」の前提として最近の建物は耐震性が上がったからだと仰っていました。
建築関係のフォーラムではないのでその辺はそれ以上触れられていませんでしたが、避難所のプライバシーの確保の難しさや高齢者、特に女性の一人暮らしの高齢者が多い現状を考えると建物の耐震性や建物の省エネルギー化、太陽光発電と蓄電、雨水利用や井戸の活用、耐火性などを兼ね備えたライフラインの回復まで家待つことが出来る「災害シェルターの家」を進めていく
必要性を感じた次第です。

登壇した防災プロデューサーの永田さんが本当に必要な物を自宅避難グッズがロビーに展示されていました。
ローリングストック法(おいしい物を普段の食生活でも使いながら使った物は補充する)
や7日分の飲み水の確保とかフリーズドライ食品のや口腔ケア用ウエットティシュの利用方法、
食品用ラップがたくさん必要になることそして配給にされてもいち早く無くなることなどをお聞きした。

帰りは有楽町から新橋まで歩いた。
有楽町のガード下はおじさんだけで無く若い人たちもいて次の日が土曜日もということもあってか、
大いに盛り上がっていた。