Webで
長期優良住宅の耐久性や耐用年数について
検索してみると、
長期優良住宅のできた経緯であるとか、
制度の説明であるとか、
技術的な解説であるとか、
そういったことが書かれているサイトをよく見かける。
またハウスメーカーや住宅会社が
長持ちする家についての自社の取り組みであるとか
をアピールしているサイトもよく見かける。
ただ、今の日本で本気で長持ちする家を考えようとした場合、
いろんなことを考慮する必要があるのではないかと思う。
住宅は1996年の建設白書によると、
建てられてから26年くらいで
建て替えられているという。
欧米では古い住宅も手入れをして長く使う
という文化がある。
日本も何十年、百年もたった古民家には
造った職人の手仕事の跡が感じられる。
なんといっていいのか表現しづらいけど
建物がたどってきた歴史に敬意を払いたくなる
そんな感覚がある。
日本もかつては質の良い住宅を長く使うという
とこが普通のことだったのではないか。
日本の住宅は何故
そんなに短い期間で建て替えられるのだろうか
一つは住宅の供給重視の政策にある。
供給を重視が第一ですから、
その供給に都合の良い、
強度もあり安価で早く出来上がる材料により
沢山の住宅が生み出されてきた。
戦後は住宅不足から
沢山の住宅が供給されてきましたが
その住宅は
強度があり安価で早く出来上がる材料で
造られているため、
造った職人の手仕事の跡が感じられたり、
古くなるにつて趣が出るとか、
そういったものが感じられる住宅となっていないところに
問題がある。
長く住む家とは。
今までの住宅は供給側に都合の良い
材料で沢山供給するシステムになっていたのではないだろうか。
長く住み継ぐ家は、長く住みたくなる家を目指すべき
ではないだろうか。