2015年1月10日と11日に東海道戸塚宿と保土ヶ谷宿の間にある不動坂から別れる大山街(柏尾道)を歩いてみた時の記録である。
旧東海道の不動坂は、戸塚駅から旧東海道を保土ヶ谷方面に約2キロのところにある。この日の私も戸塚駅から歩きで不動坂に向かった。
途中ブリジストンの横浜工場がある。写真はブリジストン横浜工場の免震事務所棟です。免震装置はゴムを使ったものが多い。自社の免震装置を使って建築されたのだろう。私の地元ということ以外この建物はわけあってよく知っている。建てて10年以上経つが今でも免震の建物としては規模の大きい方だと思う。
ここから旧東海道と大山道(柏尾道)の追分は500mくらい先になる。
個々が旧東海道と柏尾道大山道の追分だがうっかりすると見過ごすほど地味でわかりづらい。現在の不動坂交差点を50mほど保土ヶ谷寄りにある。
フェンスの上部には地味に案内板がある。
追分より少し進むとお堂が現れる。此れより大山道の石碑。旧東海道の不動坂の由来は不動明王像が追分に安置されていたからという説がある。大山寺のご本尊は不動明王だ。
現在は、 このお堂から先の大山道は途切れている、東海道線と柏尾川、阿久和川の合流地点を超えなければならないが跨線橋が線路と川の合流を一気に超えている。 一度不動坂交差点まで戻り県道を進む。
跨線橋を渡るとすぐに阿久和川を渡る富士橋がある。昔はこのへんから富士山が見えたのか? 神奈川県もこのへんに来ると富士山がよく見えるところが有る。
富士橋のすぐ脇に旧親柱が残されている。
大山道はしばらく、阿久和川にそって進む。富士橋より約1.5Kmほど進むと不動橋という橋がある大山道は90°左折しこの橋を渡る。渡ったところに永明寺がありその山門には大山不動の道標が立つ。
永明寺から少し進んだ大山道沿いの石碑、この時は左義長をするためか?正月飾りが積まれていた。
石碑からすぐの所、この道が大山道か?永明寺から先は、街道の雰囲気が感じられる。この先は西が丘の造成地となっているため、旧道は分断されている。
近くの泉区の中川地区センターに石碑がある。
畑の中を進み「かまくらみち」との交差点に大山道の説明板があった。現在の地図には「かまくらみち」と記載されているが、鎌倉街道、上の道はここよりも西側、境川の河岸段丘に沿っていたようだ。
大山道の説明板のUP。
現在の「かまくらみち」から300mほど進むと大山道は左に折れる。カーブミラーの下に石碑がある。
石碑のUP。 羽黒山・湯殿山・大権現などと掘られている。大山道との関係は?
泉区泉町の石碑。
泉区泉町の石碑。
大山道筋は泉区役所近くで県道22号(横浜伊勢原線)にでる。藤沢までは、そこからほぼこの道路と一致する。泉区役所近くのガソリンスタンド敷地内の石仏。
境川を渡ると藤沢市に入る、街道はその少し前から県道22号線とわかれて、のどかな道となる。境川に向かって下りとなっているあたりから丹沢山地がみえてきた。今日はこの先の長後の駅までで引き上げることとした。