スキップフロア実例

傾斜地、道路と高低差がある土地、斜面にはなっていないけれどなんとなく手前と奥で坂になっているという土地…。スキップフロアはこのような土地の段差をそのまま活かし、「中二階」などをつくることで家を立体的に広く見せたり、限られたスペースを有効活用する家づくりです。複雑なつくりで対応できる施工業者は限られていますが、スタジオピコでは構造計算を行うことにより地震にも安全な住宅にします。

スキップフロアをローコストで、傾斜地を利用し半地下車庫

■工事内容・建物概要
構造/木造在来工法(2階建て)+RC造(地下)
スキップフロア
建築工事
内外給排水衛生設備工事
内外電気設備工事
住宅設備(ユニットバス・システムキッチン・便器・洗面・給湯器など)含む

■家づくり秘話
 施主さんは、ローコスト・天然素材・高気密・高断熱の家の完成見学会にいらして、Studio Picoに興味を持ってくださった方です。
なかなか土地だけという物件が出てこない地域でしたが、「この地域が良い」と建設地域を限定して土地を探されていました。
ようやく土地が決まり、設計を開始。
購入された土地は間口が狭く、傾斜のある土地。
ご希望をお聞きして設計を進めると、自然とスキップフロアになっていました。
2台駐められる駐車場部分は半地下でRC造、住宅部分は木造です。
写真ではわかりにくいですが、手前と奥が段差という感じでのスキップフロアです。
リビング下の半地下部分に、大収納空間できました。

<Studio Picoがつくるスキップフロア>
土地を平らにするのにもお金がかかります。だったら無理矢理平らにする必要はありません。もともとの地形である傾斜をうまく利用すればいい。また、敷地には高度地区という都市計画上の規制がかかり、建物の高さの制約も受けます。Studio Picoではそれを土地の個性と考え、要望する部屋はもちろん、駐車スペースや収納、建物の日常生活の中で感動を与える空間づくりなどをご提案させて頂きます。

<スキップフロアのデメリット>
・階段が大きな段差となってしまうためバリアフリーにならない
・床の段差は構造上解消することが難しく、間取りを変更しにくい
・構造が複雑になり、建築工費が割高になる

PHTO:FOTO-WERK 竹内章雄写真事務所 | 2006年5月竣工 建設地:横浜